曽爾村の求人情報

村の暮らし・文化・自然に密着した旅行総合プランナーのお仕事

業種

旅行総合プランナー

募集期間:

2023.07.20~

曽爾村は、奈良県の東北端に位置する小さな村。

 

「日本で最も美しい村」連合に加盟しており、初夏に舞う蛍や、満点の星空、金色に輝くススキが美しい曽爾高原など、村全体が豊かな自然に囲まれており、四季を通して圧巻の風景が日々の暮らしを彩ります。

 

そんな美しい曽爾村の人口は約1,300人。
それに対して、年間の観光者数は約50万人。

 

ススキの大海原が広がる曽爾高原をはじめとして、他の地域と比べても観光資源に恵まれている曽爾村には、毎年多くの人が訪れるのです。

村民の方々も、村内に観光客が歩いている様子には慣れており、道路ですれ違うたびに「こんにちは。観光かえ?」と自ら挨拶を交わしてくれるのが印象的。

 

今回の求人は、そんな曽爾村で、地元密着型の唯一無二な観光体験を提供する「旅行総合プランナー」のお話です。

 

一般社団法人そにのわGLOCALについて

曽爾村長野にある「旧曽爾小学校」を利活用した「曽爾村地域総合センター」に事務所を構える、一般社団法人そにのわGLOCAL(以下「そにのわGLOCAL」)。

事務所にお邪魔すると、受付カウンターにたくさんのチラシやパンフレットが置いてあるのが目に入りました。

 

 

───「SONI Experience(ソニ・エクスペリエンス)」のご案内がたくさんありますね!全部観光案内のチラシですか?

 

「そうです!『SONI=曽爾村』の地域資源を『Experience=体験』していただくために、私たちがご提供するプログラムの総称が『SONI Experience』なんです。」

 

そう答えてくれたのは、2022年からパートで働き始めた田中 有規(たなか ゆき)さん。

 

───曽爾村って、曽爾高原やお亀の湯(温泉施設)など、観光客に人気のスポットがたくさんありますが、そにのわGLOCALが提供する「SONI Experience」でも、そういったスポットを紹介しているんですか?

 

「そのような曽爾村の有名どころをご案内することもありますが、私たちが目指している観光の姿は、それとは少し異なるんです。」

 

───というと…?

 

「人気の観光スポットがある地域って、大型バスが往来するような、いわゆる『ザ・観光地』だと思うんです。曽爾村も曽爾高原を主力として毎年多くの観光客がいらっしゃいますが、私たちが目指すのは、曽爾村にある地域資源の発掘・企画をはじめ、古くからあるものや新たにできている地域資源の点と点を繋ぎ、曽爾村の魅力を国内外に発信していくことなんです。」

 

───地域資源の点と点を繋ぐ…。そにのわGLOCALにとって、どんなものが地域資源になるのでしょうか?

 

「村で連綿と営まれる暮らしや文化、地元の人しか知らない自然、暮らす人との交流など、目に見えるものはもちろん、目に見えないものも、私たちは大切な地域資源だと思っています。世の中に広く認知されている主要な観光スポットを周遊するだけでは体感できないような、より深く村の中に入っていける唯一無二の旅や教育プログラムを企画しているんです。」

 

───外の人は知らない、中にいるからこそ見出すことができる地域の魅力(地域資源)をプログラム化するって、村のことをちゃんと深く知らないとできないことですよね。そにのわGLOCALはいつからある会社なんでしょうか。

 

「2020年に村が主体となって設立された旅行会社になります。設立当初はインバウンド誘客を起点に開始した会社ですが、コロナの件もあり、現在では国外からの訪日旅行に限らず、国内旅行や教育プログラムの事業に力を入れています。」

 

───意外と、設立されて間もない会社なんですね。

 

「そうですね。この仕事をするからには村のヒト・モノ・コトを知らないと成り立ちません。なので、設立当初は『村にどんな人がいるのか』『彼ら、彼女らとどんなことができるのか』など、たくさんの方とお会いして、コミュニケーションを綿密に取って、曽爾村でしか体験できないプログラムを地域住民の方々との二人三脚で創ってきました。」

 

───教育プログラムはどんなことをされているのですか?

 

「村外の小・中・高学生向けの農業体験・獅子舞体験など曽爾村の伝統的な文化を体験する独自の教育プログラムを企画しています。毎年7月は奈良市の小学生が来て、川遊び・山遊びを実施したりと、季節や学校側の希望に合わせて、それぞれに合った教育プログラムを企画しているんです。現在は3~4校と連携していますよ。」

 

───観光ツアーと教育プログラムの企画は一見異なるように見えて、「地域の魅力を発見する」という観点では、共通点を持っていますね。

 

「そうですね。観光客の方はもちろん、近隣地域の子供たちに曽爾村の魅力を伝えていくことって、曽爾村の未来の関係人口を増やしていく良いきっかけになると思うんです。また、曽爾村の魅力をよりたくさんの人に知ってもらうために、曽爾村観光協会と協力して有償ボランティアガイドの育成にも力を入れています。」

 

───ボランティアガイドの育成では、どんなことをされているんですか?

 

「地域住民の方向けに定期的にガイド勉強会を開催し、曽爾高原・屏風岩・漆についてなど、村の観光資源を実際に住民がガイドできるような仕組みづくりに取り組んでいます。」

 

地域住民を主役にした体験プログラム

 

 

観光ツアーの企画以外にも、教育プログラムやボランティアガイドの育成など、「観光」にまつわる様々な取組みを進めているそにのわGLOCAL。

なかでも、メインとなる観光コンテンツ「SONI Experience」について具体的に聞いてみました。

 

───これまでのお話を聞いていると、観光ツアーを企画するなかで「地域の人」との関わりが重要なポイントになっているのかなと感じました。「SONI Experience」では、具体的にどんな内容の体験ができるのでしょうか。

 

「基本的には日帰りの体験プログラムをご提供していますが、村内の古民家民宿に滞在する1泊2日のプログラムも行っています。ほとんどのプログラムが地域住民を巻き込んだ企画で、漆や農業など村内の地域資源を扱っている事業者さんとの連携はもちろん、地域住民の方の趣味や特技の延長から派生する企画もあるんです。」

 

───趣味や特技から派生?たとえばどんなプログラムですか?

 

「曽爾村の大自然のなかで自然のパワーを感じながら行うボディワーク&メディテーション、草木染め体験、野菜収穫&ピザ作りなど、『曽爾村の自然』と『地域住民の個性』を掛け算したプログラムが多いですね。」

 

───たしかに主要な観光スポットを周遊しただけでは体感できない魅力ですね。どんなお客さんが体験しにいらっしゃるんですか?

 

「日帰りの体験プログラムは県内6、県外4の割合です。基本的には40代以上のグループ参加や、子育てが一段落したご夫婦などが多いですね。曽爾村の主要な観光スポットには既に行ったこともあって、より深く地域の魅力に触れたいというお客さんが多いです。」

 

皆で助け合う会社の風土

 

 

───「観光ツアーの企画」「教育プログラムの企画」「ボランティアガイドの育成」など、多岐に渡る業務がありますが、どんなメンバー構成でお仕事をされているのでしょうか?

 

「そにのわGLOCALには、常務理事1名、パート2名、地域おこし協力隊1名(育休中)が会社の主要メンバーとして在籍しています。プログラムを実施するにあたっては、『ガイド』として、地域住民の方々にもご協力をいただいております。」

 

───村が主体となって設立されたと仰っていましたが、役場との関係性もあるんですか?

 

「そうですね。先のメンバーに加えて、代表理事が村長、事務局長・事務局補佐が曽爾村役場の職員によって構成されています。なので、打合せをする際は役場職員の方も同席することが多いです。」

 

───現在は正社員の方がいないんですね。

 

「そうなんです…。なので、今は常務理事とパートの2名で主な業務を分担しています。業務内容も本当に多岐に渡っていて…大変です(笑)。」

 

───田中さんは普段どんなお仕事を担当しているんですか?

 

「ひとくちに旅行会社といっても、観光コンテンツの企画だけでなく、学校・バス会社・大手旅行会社など、村外の事業者とのコミュニケーションも頻繁に取らなくてはなりません。

さらにSNSを活用した広報や、経理事務など、担当する業務は幅広いです。」

 

───大変そう…。今回募集している「旅行総合プランナー」も、そういった業務を担当するんでしょうか?

 

「そうですね。従来の事業にも一層力を入れていきたいですし、今後の事業展開の地固めをしていくためにも、先に挙げた業務に関係するノウハウを持っていて、会社の中核を担ってくれるような方を募集したいと思っています。」

 

───現在育休中の方もおられるようですが、子育て世代の方にとって働きやすい点はありますか?

 

「そうですね。私を含めて子持ちの職員がいるので、職場内で子育てと仕事の両立の大変さは理解し合えていると思います。子どもが急に体調不良になっても、職員同士が柔軟に対応して助け合っていて、とても助かっています。人が少なくて大変な分、1人で無理なところは職員同士で助け合う風土があります。」

 

旅行総合プランナーというお仕事

近年曽爾村では、各集落が有している地域資源を活かした特産品づくりをはじめ、生産者と消費者をつなぐシェアキッチン、漆文化の復興活動、林業や農業の後継者育成など、地域をあげて村の経済活性化に挑戦しています。

 

そにのわGLOCALでは、それらの地域資源を発掘し、主に地域住民を主役にした体験型交流プログラム等の開発・企画・催行までを担当するほか、独自の教育プログラムの企画・手配を通して、関係人口の増加と真の観光立村を目指して、チーム一同日々取り組んでいます。

 

今回の求人は、こうした地域の特性や観光資源を生かし、様々なコンテンツを企画することができる「旅行総合プランナー」のお仕事。

業務内容は多岐に渡りますが、地域住民の方と連携したサービスを通してお客さまに楽しんでもらえたときの達成感は、きっと格別です。

 

観光・地方創生・地域資源の活性化等に興味のある方、ぜひご応募ください。

募集要項

企業名

一般社団法人そにのわGLOCAL

募集職種

旅行総合プランナー

雇用形態

正社員

給与

月給制
※経験や能力に応じて要相談
※試用期間3カ月

福利厚生

・住居手当(12,500円/月) ※曽爾村に住民票を登録している方に限る
・通勤手当 ※村外在住の方に限る
・社会保険(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金)
・定期健康診断
・新人研修(入社後、OJT)
・研修制度(国内旅程管理者、国内旅行業管理主任者、過疎化地域向け有償運送旅客運転者講習会など)

仕事内容

1.旅行観光に関するPR、広報全般(SNS等を活用した情報発信を含む)
2.添乗員・案内係
3.企画事務
4.その他、地域振興にまつわる事業全般

勤務地

曽爾村地域総合センター2階 室1

勤務時間

8:30~17:15 週5日(1時間休憩)土日祝含む

休日休暇

週休二日制

応募資格

高卒以上の方(おおむね50歳まで)

選考基準

書類選考及び面接

求める人物像

地域の特性や観光資源を生かした旅行総合プランナーとしての役割を担っていただける方。
普通自動車運転免許、パソコン操作(Word、Excel、Powerpoint等)、SNSやブログの操作ができる方。

採用予定人数

1名

選考プロセス

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