赤い可愛らしい玄関たたきが印象的なコチラのおうち。
──玄関の靴を脱ぐスペースのことを、「たたき」ということがあります。玄関は、古民家では土(いわゆる土間玄関)、現代の家ではコンクリートやタイルで作られていることが多いかと思います。一方、こちらのおうちでは、「土」と「石灰」と「にがり」の3種類の素材を混ぜて作られてた玄関になっています。施工する際に、叩いて締め固めていたため「たたき」と呼び、3つの素材を使っていることから漢字では、「三和土」と書きます。土間玄関に比べ、室内への湿気の進入を防ぐだけでなく、「たたき」自身が調湿効果もをっているため、現代の家のようにコンクリートで施工されるようになるまでの一般的な施工方法でした。本来は「材料・施行方法」の名前だったのですが、今でもその名残で靴を脱ぐスペースの名称として「たたき」と言うようです。──
少しはげている部分も、家の歴史を感じる哀愁があり、家を出入りするたびに、温かい気持ちになれそうな玄関です。
まどりはコチラ。2階は半分以上が屋根裏部屋になっていますね。
田の字型の和室。ひと部屋はカーペットを貼ってあります。
襖の敷居に取り付けられたコンセント。昔の家は、壁が少ないため、コンセントをつける場所がなく、この場所にあることが多いです。
水回りは数年前にリフォームされていて、すぐに暮らせるような状態です。
トイレは簡易水洗のため、定期的に汲取りが必要です。
2階は6畳間がふたつ。それに、25畳ほどある屋根裏部屋──収納部屋にするには勿体ないほどの広さがあります。
天井に雨漏りの跡が見受けられましたが、既に補修されています。
屋根裏の片隅に、建築当時の図面の様なものを発見!!板に墨で書かれていて、渋いですね。
屋外の収納も意外と便利そう。
庭先の畑は、現在は村内の別の場所に住む所有者さんが管理されています。周囲の草刈りなどキッチリしていただけるのであれば、貸し出すことも考えられるということ。
家庭菜園をされたい方は、是非ご相談ください。
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